救急救命士の仰天現場 パラメディック119~すべては救命のために~

パラメディック119-すべては救命のために-
救急救命士とは

パラメディック119救急救命士とは救急救命士の国家試験 up data 2008.6.4

救急救命士の国家試験

 救急救命士は厚生労働大臣が認定する国家資格です。救急救命士国家資格を得るためには年に1度行われる国家試験に合格しなければなりません。かつては年2回行われていた救急救命士国家試験ですが、現在は他医療関連国家資格と同様、3月末に行われ4月に発表があるものとなりました。試験の内容はほぼヘルス出版の救急救命士標準テキストから出題されています。出題範囲は分厚いテキスト2冊と膨大な気がしますが、出題傾向は毎年そんなに変ることなく、過去10年分くらいの過去問を理解しておけば傾向と対策が見えてきます。毎年90%程度の合格率がある試験であり、しっかりと準備し勉強して準備していけば合格することができる国家試験です。しかしそれでも合格には多大な努力が必要となります。

 私は消防署に勤務し、救急隊員として2000時間以上の経験を積んでから救急救命士の養成所に派遣され国家試験に臨みました。(受験資格は以下で解説)住民の血税で半年もの間、勉強に集中できる環境を与えてもらう訳です。「国家試験に合格できず救急救命士になれませんでした」では許されません。学生の時に散々受けてきた試験ですが、これほどまでにプレッシャーを感じて臨んだ試験はありませんでした。

 国家試験に臨むための資格として救急救命士法第34条の定める条件を満たしている必要があります。いろんな条件、特例がありますが、ほとんどが消防署で救急隊員として現場の経験を経てきた消防官と大学や専門学校で受験資格を満たし国家試験に臨む学生の受験となります。

受験資格(救急救命士法第34条)

(1) 学校教育法第56条第1項の規定により大学に入学することができる者(この規定により文部科学大臣の指定した学校である場合において、当該大学が同条第2項の規定により当該大学に入学させた者を含む。)であって、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した救急救命士養成所において、2年以上救急救命士として必要な知識及び技能を修得した者。

(2) 学校教育法に基づく大学若しくは高等専門学校、旧大学令(大正7年勅令第388号)に基づく大学又は救急救命士法施行規則第13条に規定する学校、文教研修施設若しくは養成所において1年(高等専門学校にあっては、4年)以上修業し、かつ、厚生労働大臣の指定する科目を修めた者であって、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した救急救命士養成所において、1年以上救急救命士として必要な知識及び技能を修得した者

なお、厚生労働大臣の指定する科目は、公衆衛生学、医学概論、解剖学、生理学、薬理学、病理学、生化学、微生物学、看護学概論、内科学、外科学、小児科学、産婦人科学、整形外科学、脳外科学、精神医学及び放射線医学のうち13科目である。

(3) 学校教育法に基づく大学(短期大学を除く。)又は旧大学令に基づく大学において厚生労働大臣の指定する科目を修めて卒業した者。

なお、厚生労働大臣の指定する科目は、公衆衛生学、解剖学、生理学、薬理学、病理学、生化学、微生物学、内科学、外科学、小児科学、産婦人科学、整形外科学、脳外科学、精神医学、放射線医学及び臨床実習である。

(4) 消防法第2条第9項に規定する救急業務に関する講習で規則第14条に規定するものの課程を修了し、及び5年(救急活動を行った時間が2,000時間に至った場合においては、それまでの間に救急業務に従事した期間)以上救急業務に従事した者(学校教育法第56条第1項の規定により大学に入学できるもの(この規定により文部科学大臣の指定した学校が大学である場合において、当該大学が同条第2項の規定により当該大学に入学させた者を含む。)に限る。)であって、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した救急救命士養成所において、1年(当該学校又は救急救命士養成所のうち規則第16条に規定するものにあっては、6月)以上救急救命士として必要な知識及び技能を修得した者

(5) 外国の救急救命処置に関する学校若しくは養成所を卒業し、又は外国で救急救命士に係る厚生労働大臣の免許に相当する免許を受けた者であって、厚生労働大臣が(1)から(4)までに掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認定した者

(6) 法の施行の際現に救急救命士として必要な知識及び技能の修得を終えている者又は法の施行の際現に救急救命士として必要な知識及び技能を修得中であり、その修得を法の施行後に終えた者であって、厚生労働大臣が(1)から(5)までに掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認定した者

救急救命士国家試験の日時

 年1回、3月末

救急救命士国家試験の受験会場

 北海道、東京、愛知、大阪、福岡

救急救命士国家試験の受験料

 33600円

 さらに詳しい情報は財団法人日本救急医療財団厚生労働省のホームページで確認できます。こちらのページでは受験資格や毎年の国家試験の具体的日時、申し込み方法や期間などの確認ができます。

 救急救命士国家試験にまつわる情報、勉強法、苦労話、先輩救命士からのアドバイス、またこれから国家試験に臨まれる方たちの不安や相談などなど救急救命士たちの待機室にコメントが残せます。

関連リンク

厚生労働省

財団法人日本救急医療財団

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