救急救命士の仰天現場 パラメディック119~すべては救命のために~

パラメディック119-すべては救命のために-
パラメディック119とは

パラメディック119パラメディック119の作り方 up data 2008.11.25

パラメディック119の作り方
-ちょっと変わった救急救命士としての勉強法-

 ここでは当サイトの作り方、私のちょっと変わった救急救命士としての勉強法を紹介します。サイトやブログを持っている救急救命士の方は少ないかもしれませんが、そんなものを持っていなくても充分に使える方法です。と言っても本当にたいした事ではないのですが…。

 当サイトは私が経験してきた救急現場のお話を基にして作成しています。とは言え、1日10件程度の出場をしている訳で、いち出場事案を事細かく記憶しておく事なんてできません。私の場合、印象に残った事案、珍しい事案、良かった活動、課題の残った活動などなど、そんな事案に当たる度にノートに記録しています。(以後このノートをパラ吉メモと呼びます)ノートに整理していると言えばとても几帳面な感じですが、正確には私以外の人が見ても何の事か分からない書きなぐり、本当にメモ程度のものです。こんなものでも月日を重ねていけばかなりの量になるものです。ただの落書きのようなパラ吉メモ、そんなものでも私にはけっこう大切な財産になっています。

 この習慣、私が配属されたばかりの新人消防士であった頃、お世話になった先輩に教えていただいたものです。教えていただいたと言うよりは真似をしていると言うのが正確でしょうか。この先輩は救急隊ではありませんでしたが、火災や救助の現場のこと、研修で教わってきた活動の方法や技術などを事細かに綺麗にノートにまとめている方でした。「こうやって書いておいたことを繰り返し訓練しないとすぐに忘れてしまうから」と深夜の車庫で人知れず訓練をしていた先輩、私が今でもとても印象に残っている尊敬している先輩です。

 私の場合はこの先輩のように綺麗にノートにまとめるような几帳面さはありませんが、書きなぐりでもポイントさえしっかり抑えておけば充分に使えるものになるものです。私はこのパラ吉メモを活用して、このサイトを作成する事で「まとめの作業」を行っています。このサイトの目的はみなさんに救急隊の現実を知ってもらい救急車の適正利用を少しでも考えてもらうことですが、実はそれに匹敵するくらい大きな目的は、私が救急救命士としてのスキルを上げるために、経験した事案を整理しまとめるためのひとつの作業なのです。パラ吉メモを基にこのサイトを作成する際、調べる、読み返す、思い出す、こんな繰り返しがとても勉強になっています。

 いつもの深夜出場、疲れ果てて消防署に帰りつくと、救急車の停車スペースには救助資器材が広げられ後輩の消防隊員たちがノートを広げながら訓練をしていました。こんな深夜に屋外で訓練をしていたら近隣住民への迷惑にもなります。その点、車庫ならよほど大きな音が出ない訓練なら実施できます。意外と狭い消防署の車庫、出場した救急車の停車スペースは深夜の訓練場所には最適です。
後輩たち「すみません!今どけますから」
救急隊員「悪いね、せっかく訓練していたのに」
救急隊長「ほどほどにして寝ろよ、夜中に火事があるぞ」
後輩たち「はい!」
私の勤務する消防署にはモチベーションの高い後輩がたくさんいます。そうでないのもいますが、こんな感じの後輩たちもやっぱりノートに几帳面に技術をまとめています。とてもたくましいですね。

 ということで、実はやる気のある者は当たり前のようにやっていることの紹介でした。サイトを作ることで勉強することはなかなかできませんが、自分だけ分かるメモを取りたまに見返すことは誰にでもできることです。これから救急救命士を目指す方たちはスキルアップのひとつの手段として試してみてはいかがでしょうか?

 この記事に対するご意見、ご感想をお寄せ下さい。またみなさんの救急救命士としてのスキルアップの方法や勉強法など是非とも教えてください。救急救命士たちの待機室にコメントが残せます。

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